ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換えをする時、ワイモバイルで購入した端末で楽天モバイルのSIMカードは使えるの?
結論を先に言うと、使えます。
今回は私がワイモバイルで購入したiPhoneSEで、楽天モバイルのSIMカードを利用するために、実際にMNPで乗り換える全手順をご紹介いたします。
失敗しないワイモバイルから楽天モバイルの乗り換え手順
ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換える時に注意したいのが、乗り換えるタイミングとその手順です。
手順を間違えると余計なお金を支払わないといけなくなるのでご注意ください。
ではその手順を順番にご紹介いたします。
1.更新月にMNP転出をする
ワイモバイルはいわゆる「2年縛り」があるので、契約してから2年目にあたる月から3ヶ月間の間が更新月と呼ばれ、契約解除料がかからない月になるので、そのタイミングでMNP転出を行います。

更新月の確認方法はMy Y!mobileもしくは電話で確認することができます。
更新月の確認方法 | |
My Y!mobile | ログイン→ページ上部の「契約確認変更」→「更新期間」 |
電話 | ワイモバイルのスマホで「116」 固定電話からは「0120-921-156」 |
2.My Y!mobileからMNP転出手続きをする
ワイモバイルから他社にMNP転出で乗り換える場合は、以下の方法で手続きが可能です。
MNP転出手続き方法 | |
店頭 | 受付時間:10:00〜20:00 「他社へMNP転出をしたい」と言うとMNP予約番号が発行される |
電話 | 受付時間:9:00〜20:00 ワイモバイルの携帯で「116」 固定電話から「0120-921-156」 |
My Y!mobile | 受付時間:9:00〜21:30 ログイン→「契約内容の確認・変更」からMNP予約番号を取得 |

MNP転出には3,000円の手数料が必要です

私はMy Y!mobileでMNP予約番号を取得したのですが、1分程度でSMSメッセージで予約番号が発行されました。
この予約番号には有効期限があります。
有効期限をすぎると手数料を支払っても向こうになってしまうので、なるべく早めに乗り換え手続きをするようにしましょう。
3.楽天モバイルに申し込む
店舗、もしくはオンラインで楽天モバイルへの申し込みが可能です。
今回は端末は手元のワイモバイルで購入したiPhoneSEを使用するので、SIMカードのみを申し込みます。
ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換え・申し込みは、以下のリンクから申し込むことができます。
MNP転出の場合、「ご自宅MNP」を選択すればスマホが不通になる時間を最小限にしてMNP転出をすることができます。
通常SIMカードが手元に届く2〜3日の間電話が利用できなくなります。
ご自宅MNPを利用することで、自宅で好きなタイミングでMNP転出ができ、電話1本で開通手続きができるので最短でMNP転出をすることができます。
SIMの種類に注意しよう
楽天モバイルで利用できる3つのSIM | |
通話SIM | インターネット・SMS・電話が利用できる |
データSIM(SMSあり) | インターネット・SMSが利用できる |
データSIM(SMSなし) | インターネットのみ利用できる |
もし「データSIMにしたけどやっぱり通話SIMにしたい」という場合は、一度解約して再度SIMを発行しなければいけません。
楽天モバイルは契約期間に縛りがないため契約解除に料金はかかりませんが、SIM発行の手数料3,000円が必要です。
SIMのサイズに注意しよう
楽天モバイルのSIMサイズは、「nano」「マイクロ」「標準」の3種類から選ぶ必要があります。
端末と一緒にSIMカードも契約する場合は悩む必要がありません。
しかし今回の私のように、手持ちの端末に楽天モバイルのSIMカードを挿入して使用する場合は間違えないように選びましょう。
楽天モバイルが動作確認をした機種と適切なSIMカードのサイズは、以下のページで確認することができます。
ちなみに私のiPhoneはワイモバイルで購入した端末なので、楽天モバイル側は動作確認をしていません。
チャットサポートに問い合わせた際に、「ちゃんと動作するかは保証しかねます」と回答を受けました。
結果からいうと、今回ご紹介しているやり方でワイモバイルで購入したiPhoneSEで、楽天モバイルのSIMカードは使えます。
4.SIMロック解除をMy Y!mobileからする
私のiPhoneSEはワイモバイルで購入した機種なので、ワイモバイル側からSIMロック解除の手続きをしなければ楽天モバイルのSIMを使用することはできません。
ワイモバイルのSIMロック解除は店頭、もしくはMy Y!mobileから手続きすることができます。
My Y!mobileで手続きをすると無料でSIMロック解除ができますが、店頭で手続きすると3,000円の費用がかかってしまいます。
ここで私はミスをしたのですが、楽天モバイルを開通してワイモバイルのSIMカードが使えなくなった後にSIMロック解除はMy Y!mobileからできません。
店頭でしかできなくなるので、SIMロック解除をするなら楽天モバイルで開通手続きをする前に行いましょう。

5.ワイモバイルのSIMから楽天モバイル開通手続きをする
楽天モバイルに申し込みを行なったら、2〜3日でSIMカードが届きます。
今回私は「ご自宅MNP」を選択したので、ワイモバイルのSIMで楽天モバイル開通受け付けセンターに電話をして開通手続きを行います。
約5分程度でワイモバイルのSIMカードは「圏外」になったので、ここでやっと楽天モバイルのSIMカードをiPhoneSEに挿入します。
SIMカードを抜き差しする時は必ずスマホの電源を落とします。
6.APN設定をする
そのままSIMカードを挿入しただけではスマホのネット使用はできません。
SIMカードと同封されていた「はじめてガイド」を参考に、APN設定を行いましょう。
androidの場合は「はじめてガイド」にAPN設定のやり方が丁寧に記載されているのでスムーズに設定できるかと思います。
しかしiPhoneの場合は記載がないので、以下の手順でAPN設定を行います。
- iPhoneを自宅などのWi-Fiに接続する
- SIMカードと同封されていた書類に記載のAPNを確認する
- 楽天モバイルのサイトから自分のAPNの構成プロファイルをダウンロードする
- ダウンロード許可を求められるので「許可」する
- ダウンロードされたら「閉じる」をタップ
- ホーム画面から「設定」を開く
- 「一般」をタップして設定画面を開く
- 「プロファイル」をタップ
- 楽天モバイルのプロファイルを選択して「インストール」する
- iPhoneで設定しているパスコードを入力する
- 承諾画面の「次へ」をタップ
- 警告画面が表示されますが「インストール」をタップする
- 「完了」をタップして、Wi-Fiなしでインターネットに繋がれば設定完了
他社で購入したiPhoneで楽天モバイルが利用できる
ワイモバイルで購入したiPhoneで楽天モバイルのSIMが使えます。
しかし事前にSIMロック解除をしておく必要がある他、余計なお金を支払わなくていいように、更新月にSIMの種類やサイズを間違わないようにMNP転出をする必要があります。
これから他社で契約した端末で、ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換える予定の方は、今回ご紹介した手順で乗り換えてみてくださいね。